News Release

NHテクノグラス(HOYAと日本板硝子が折半出資) の株式取得に関するお知らせ

2008-043

グローバルに展開するプライベート・エクイティ投資会社であるカーライル・グループ (日本共同代表:安達保/平野正雄、本社:米国ワシントンDC、以下:カーライル)は、HOYA株式会社と日本板硝子株式会社が折半出資する液晶ガラス基板メーカーであるNHテクノグラス株式会社(代表取締役社長:牧野純、本社:神奈川県横浜市)の株式の過半数を取得することについて両株主と最終合意いたしました。これに伴い、日本板硝子は保有するNHテクノグラスの株式をすべてカーライルに売却します。HOYAはNHテクノグラスの株式を一部カーライルに売却の上、引き続き主要株主としてカーライルと協働していくこととなります。

今回の合意を機に、NHテクノグラスは、牧野社長のリーダーシップの下、より積極的な事業展開を図ります。具体的には、海外生産拠点を中心に積極的な設備投資を行い、液晶ガラス基板顧客の増産要請に対応していきます。さらに、カーライル及びHOYAとの協働により経営インフラをより一層強化し、さらなる企業価値向上と将来の株式公開をめざします。

本件に関して、カーライル マネージング ディレクター 日本共同代表である平野正雄は次のように述べています。「カーライルは、NHテクノグラスの現経営陣の強いリーダーシップ、他社を凌駕する技術力と品質に今後の成長性を確信し、今般の出資を決断するに至りました。今後は、同社が迅速に戦略的な意思決定を実行できるガバナンス及びグローバルな経営体制を強化し、生産設備拡張のための継続的な資金調達や戦略的提携の助言を行い、同社の積極的な事業成長を全面的にサポートしてまいります。世界に冠たる優良事業会社のHOYAとグローバルにプライベート・エクイティ・ビジネスを展開するカーライルの協働という、新しい枠組みでの企業価値創造を図り、NHテクノグラスの飛躍的な成長を実現したいと考えております。」

また、NHテクノグラス代表取締役社長である牧野純氏は、次のように述べています。「薄型テレビ、モニター、ラップトップコンピューター及び携帯電話等、液晶パネルの用途と需要が急増する中、液晶ガラス基板の最先端メーカーとして当社製品のニーズはますます多様化、高度化しています。カーライルの資本参加により、積極的な設備投資と研究開発投資を実施し、経営インフラの強化を加速することで、迅速な事業展開が可能となることを期待しています。グローバルな顧客のニーズに着実に対応することで、市場シェアと企業価値を高め、真のグローバル・エクセレント・カンパニーへの転身を図って参ります。」

会社概要

会社名 : NHテクノグラス株式会社

代表者 : 代表取締役社長:牧野純 / 代表取締役副社長:永山裕嗣

設立 : 1991年5月21日

従業員数 : 連結1147名、国内184名(2008年3月末現在)

所在地 : 本社(営業部)

〒222-0033

神奈川県横浜市港北区新横浜2-12-20 京浜建物第一ビル6階 四日市事業部

〒510-0051

三重県四日市市千歳町2番地 日本板硝子㈱ 四日市事業所内 海外

台湾、シンガポール、韓国

 

報道関係者からのお問い合わせ先

■ カーライル・グループ広報代理店オグルヴィPR Tel:03(5793)2358

■ NHテクノグラス株式会社 管理部(広報担当: 田中/小林司) Tel:059(352)6451