News Release

カーライル・グループ、エーマックス社へ大宮センタービルを譲渡

2005JP

グローバルに展開するプライベート・エクイティー投資会社であるカーライル・グループ(本社: 米国ワシントンD.C.、日本における代表者: 安達 保、以下、「カーライル」)は本日、カーライルが所有する大宮センタービルの持分90%を、同じく10%を保有する株式会社エーマックスが新たに設立したSPCに譲渡いたしました。

エーマックスはJASDAQに上場している株式会社エスビーエスを主要株主とする不動産アセット・マネジメント会社です。今回の売買によりエーマックスは同ビルの100%を保有することになります。

カーライルとエーマックスは2004年10月に共同で大宮センタービルを取得し、同ビルの価値向上に協働して努めてまいりました。具体的にはアセット・マネジメント、プロパティー・マネジメントの改善を通じて取得から1年あまりで稼働率を66%から90%に引き上げ、また効率的なビル運営でコスト削減を実現し、同ビルを安定的なキャッシュフローが見込める優良不動産物件へと再生させました。カーライルとエーマックスの緊密なパートナーシップをベースとした不動産価値の向上が今回の取引の背景となっております。

本件に関して、カーライルの日本におけるリアルエステート・チームの責任者である南 亮 一マネージング・ディレクターは以下のようにコメントしております。

「大宮センタービルは昨年6月に日本におけるリアルエステート・チームを立ち上げたあと実行したカーライルの日本での第1号不動産投資案件です。取得以来、パートナーであるエーマックスと協働し、積極的なリーシング活動などを実施することで早期に不動産価値の向上を実現することができ、日本チームとしての第1号案件にふさわしい実績を残すことができました。カーライルは今後もオペレーターやディベロッパーとの戦略的パートナーシップを組み、付加価値を提供できるような案件の取得を進めていきたいと考えています。」

また、アジア・リアルエステート・チームの責任者であるジェイソン・リー・マネージング・ディレクターは、

「大宮センタービルへの投資結果に満足しています。我々は日本においても引き続きカーライルが不動産価値を高められるような投資機会を発掘することができると考えております。また、同ビルへの共同投資を通じて培った日本のパートナー企業との良好な関係は、今後カーライルが北アジアで不動産投資活動を拡大する中で、国内の潜在パートナー先との関係を更に深めることに資するものと考えております。」とコメントしています。

<ご参考>

投資物件の概要 

  1. 名 称          大宮センタービル
  2. 所在地          埼玉県さいたま市桜木町1-9-6
  3. 敷地面積       3,542.69m2
  4. 構 造          鉄骨造
  5. 規 模          地下1階、地上14階
  6. 建築面積       1,873.09m2
  7. 延床面積       23,569.83m2
  8. 貸室面積       14,605.00m2
  9. 竣 工          平成5年4月20日