News Release

カーライル・グループ、アジア不動産投資向け第1号ファンドを設立 総額4億1000万ドルの資金をもとに日本、中国、韓国で不動産投資を実施

2005JP

グローバルに展開するプライベート・エクイティー投資会社であるカーライル・グループ(本社: 米国ワシントンD.C.、日本における代表者:安達保、以下、「カーライル」)は、日本、中国、韓国を対象とした不動産投資向け第1号ファンドである「カーライル・アジア・リアルエステート・パートナーズ」の資金募集を完了致しました。最終的なファンド規模は4億1000万ドルとなり、レバレッジを勘案すると約15億ドル相当の不動産の買収が可能です。現在は東京、香港、北京、上海及びソウルをベースとする10名の投資プロフェッショナルが、日中韓それぞれにおいてオフィス、リテール、レジデンシャル・インダストリアル施設などを対象に積極的な投資活動を展開しています。本ファンドの設立をもって、カーライル・グループ全体での不動産投資向けファンドの数は7となり、投資家からのコミットメント総額は40億ドルに達しました。

アジア・リアルエステート・チームの責任者であるジェイソン・リー・マネージング・ディレクターは、「当ファンドに対する投資家の皆様からのご支援に感謝します。ファンド設立前に我々が実施した3件の投資の成功は、プライベート・エクイティー・ファンドがアジアの不動産市場において重要な役割を果たしていることを示しました。今後も、我々が資産運用に直接関与することによって付加価値を提供できるような物件、或いは各国それぞれにおけるローカルオペレーターやディベロッパーとの戦略的パートナーシップが組めるような物件の取得を引き続き目指します。」と述べています。

カーライルの日本におけるリアルエステート・チームの責任者である南亮一マネージング・ディレクターは本件に関し次のようにコメントしております。「日本の経済規模とその経済環境に投資機会を求めて、昨年より日本での不動産投資活動を開始いたしました。新しいファンドのもとでは、日本、中国、韓国の3市場間でバランスの取れた不動産ポートフォリオの形成を目指します。」

カーライルの共同創設者でありマネージング・ディレクターのダニエル・エー・ダニエロは本件に関し、次のようにコメントしています。「ジェイソン・リーをはじめとするアジア不動産チームのメンバーは、その卓越した仕事ぶりにより、カーライルの不動産投資業務をアジア地域に拡大することに成功しました。彼らの初期段階での成功が投資家の方々からの信頼獲得につながり、初のアジア向け不動産投資ファンドの募集を成功裏に完了することを可能としました。」

なお、これまでのカーライル・アジア・リアルエステートチームの投資実績は以下のとおりです。

・ Century Tower(韓国ソウル)-20階建てオフィスビル

・ Pacific Tower(韓国ソウル)-20階建てオフィスビル

・ 大宮センタービル(埼玉)-14階建てオフィスビル

・ 物流施設(東京郊外)-敷地面積3万5000坪