News Release

クオリカプス・グループによる2件の追加企業買収について

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カーライル・グループ(以下、「カーライル」)は、2005年にカーライルの支援を受けて経営陣によるマネジメント・バイアウト(MBO)を実施したクオリカプス株式会社(本社:奈良県大和郡山市、代表取締役会長兼グループCEO ハーバート・エル・ヒューギル、以下、「クオリカプス」)によって、18日、MBOによる独立後2件目の追加企業買収となる世界的なカプセル製造機械メーカー、テクノファー・グループ(本社:加オンタリオ州ウィンザー、以下「テクノファー」)の買収手続きを完了いたしましたので、お知らせいたします。

テクノファーの買収は、北米を中心としたハード・カプセル製造会社であるファーマフィル社(本社:加オンタリオ州ウィンザー、以下「ファーマフィル」)の本年1月の企業買収に引き続き、クオリカプスがカーライルの出資を受けてMBOによる独立を致しましてから、2件目の企業買収となります。

テクノファーとファーマフィルは共に加オンタリオ州ウィンザーに本社があり、クオリカプスによる買収に伴い共にクオリカプス・グループの子会社となりました。本件の実行にあたり、カーライルは投資先であるクオリカプスの増資の引き受けならびに借入金の借り換えを実施し、クオリカプスによる追加企業買収の実現および経営資源の獲得を手助けしております。

クオリカプスは医薬品・健康食品向けハード・カプセルならびにカプセル充填機及び関連機器製造販売をグローバルに展開する企業で、2005年のMBOの実施後、カーライルの積極的な支援を受けて成長戦略を実現して参りました。

ファーマフィルは1965年に創業して以来、主に北米市場において40年以上の実績と高い評価を得ているハード・カプセル製造会社です。本年1月の買収完了によって、クオリカプスはファーマフィルの持つ医療や健康食品の有力な顧客との関係を引継ぎ、北米市場における位置づけを大きく高めることとなります。

一方、テクノファーは1984年の設立以来、業界をリードしてきた世界的なカプセル製造機械メーカーです。カナダとルーマニアにカプセル機械の製造工場を有しており、さらに、ルーマニアでハード・カプセル工場を建設中であります。(2008年第1四半期稼動予定)。今回の買収完了によって、クオリカプスはテクノファーの世界最高水準の技術を有するカプセル製造機械ならびに関連部品のメーカーとしての経営基盤を引き継ぐこととなります。これにより、高品質のカプセル製造に不可欠な高いカプセル製造技術を手に入れると共に、クオリカプスのカプセル製造関連機器ビジネスを大きく拡大することが期待されます。

本件に関して、クオリカプスの代表取締役会長兼グループCEO ハーバート・エル・ヒューギルは次のように述べています。

「今回の2件の買収はクオリカプスのカプセル業界におけるグローバル・リーダーとしてのポジションを確立するという中期的な戦略に従って実行されました。これにより、クオリカプスは今後の成長に必要な重要な経営資源をすべて揃えることができました。今後もカーライルの支援の下、グローバルな医薬品・健康食品業界に貢献し、クオリカプスの企業価値の向上に注力します。」

カーライルは、投資先企業の成長戦略の実現に向けた積極的な事業展開等を支援するとともに、本件のような追加企業買収を手伝うことで、引き続き投資先企業の長期的な成長と企業価値の増大に貢献して参ります。

クオリカプス株式会社について

クオリカプス株式会社は、1965年の設立以来、高品質の医薬品、健康食品用カプセルならびにカプセル製造装置、関連機器の開発・製造・販売を日米欧3拠点を軸に展開するグローバル企業です。昨年2月には、新設されたグループCEOにハーバート・エル・ヒューギルが就任し、グローバルな競争力の更なる強化を目指しております。クオリカプス・グループは、2005年8月にカーライル・グループをスポンサーとして、マネジメント・バイアウト(MBO)方式で塩野義製薬株式会社より独立いたしました。詳細はウェブサイトwww.qualicaps.co.jpをご参照ください。

本件についての報道関係各位のお問合せ先カーライル・グループ広報代理店オグルヴィPR Tel:03-5793-2358