News Release

カーライル・グループとS.O.W.社が共同で 商業施設に特化した投資事業を全国で推進

2006-021

グローバルに展開するプライベート・エクイティー投資会社であるカーライル・グループ(本社: 米国ワシントンD.C.、日本における代表者: 安達 保、以下、「カーライル」)と不動産の運用や証券化コンサルティングを手がける株式会社エス・オー・ダブリュー(本社: 東京都千代田区、代表取締役: 阿部 亨、以下、「S.O.W.」)は、地方を中心とする全国の中規模な商業施設を対象に、地理的に分散された10物件以上、総額にして300億円以上のポートフォリオを形成すべく、共同で投資事業を推進していきます。

これまでの実績として、パワーセンター大津(滋賀県大津市)とロックタウン大館西(秋田県大館市)の中規模ショッピング・センター2件を約80億円にて取得しました。カーライルとS.O.Wは、良質な商圏を持つこの2つの商業施設から安定した賃貸料収入を維持すると同時に、施設の運用・管理の向上、優良なテナントの誘致などを通して来店者の増加に努め、施設の更なる価値向上を進めていきます。

S.O.W.の阿部代表取締役は以下のようにコメントしております。

「カーライルとの戦略的パートナーシップを通して、全国において魅力的な商業施設ポートフォリオを構築していけるものと確信しています。カーライルが持つ収益強化ノウハウとS.O.W.の商業施設運営ノウハウを合わせることで、施設の価値を向上させていけると考えています」

カーライルの日本におけるリアルエステート・チームの責任者である南 亮一 マネージング・ディレクターは以下のようにコメントしております。

「カーライルのグローバル市場における1兆円を超える不動産投資実績と、S.O.W.の商業施設分野でのスキル及び地方金融機関との深いつながりという強みを融合させることにより、商業施設の投資分野で高い競争力をもつパートナーシップを組成できたと考えています。」

また、アジア・リアルエステート・チームの責任者であるジェイソン・リー マネージング・ディレクターは以下のようにコメントしております。

「カーライルのアジアにおける不動産投資戦略の基本は、ローカルの戦略的パートナーと協働し、魅力的な案件を発掘することです。この戦略が、これまでのカーライルの成功を導き、S.O.W.とのパートナーシップからも同様の結果を期待できると考えています。」

カーライルのアジア・リアルエステート・チームは、本日発表したS.O.W.との共同投資事業を積極的に取り組むと同時に、日本・中国・韓国の3カ国で、オフィスや住宅、物流施設、商業施設、高齢者施設など幅広いセクターを対象に投資活動を展開しています。昨年7月に組成した4.1億ドル(約450億円)の投資ファンドにより、総額15億ドル(約1,650億円)相当の不動産ポートフォリオを目指して積極的に投資を進めています。

S.O.W.は2002年に設立された、不動産の運用・証券化コンサルティングの会社です。主要メンバーは、不動産関連業務の豊富な経験と、都市銀行、証券会社、地方金融機関、地方のリテール・オペレーターとの密接なネットワークを有しています。

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株式会社エス・オー・ダブリューについて:

S.O.Wは2002年11月に設立された不動産・証券化コンサルティング事業、投資・アセットマネジメント事業会社です。主要メンバーは不動産・建築、都市銀行出身者で構成されています。詳細はウェブサイトwww.sow-net.comをご参照ください。