News Release

カーライル・グループ、豊田自動織機と アサヒセキュリティ株式譲渡契約を締結

2005JP

グ ローバルに展開するプライベート・エクイティー投資会社であるカーライル・グループ(本社: 米国ワシントンD.C.、日本における代表者:安達保、以下、「カーライル」)と株式会社豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:石川忠司、以下 「豊田自動織機」)は本日、カーライル及びその他の株主が保有するキャッシュマネジメント・サービスを提供する株式会社アサヒセキュリティ(本社:東京都 港区、代表取締役社長:光井良之、以下「アサヒセキュリティ」)の全株式を195億円で豊田自動織機に譲渡することで合意致しました。

アサヒセキュリティは、全国展開する小売業、サービス業、運輸業等の顧客宛に集配金・売上金管理、機械警備をトータルで提供するキャッシュマネジメント・サービスを主な事業としています。

カー ライル・グループは2002年2月に株式会社ダイエーよりアサヒセキュリティ株式をマネジメント・バイアウト(MBO)方式で取得し、以来、既存経営陣と 協働し、積極的な設備投資、新規顧客の獲得を通じ、同社の企業価値向上に努めて参りました。その結果、カーライルが投資していた3年間に、事務センター等 を新設・拡張、従業員を約2,000名から約2,600名に増員するなど事業基盤を拡大するとともに、企業を中心とした顧客数は倍増、売上高は平成17年 2月期で31%増の215億円まで増大する見込みです。

ア サヒセキュリティは更なる事業拡大を目指し、昨夏より株式市場への上場準備を進めてまいりました。今般提携の打診があったのを機に、同社経営陣と協議を重 ねた結果、同社の長期的な事業成長の機会と判断、経営陣の希望も踏まえ、アサヒセキュリティの事業が持つ社会的な位置づけを十分に理解頂いた、日本を代表 する企業である豊田自動織機に株式を譲渡することとなりました。今後は新しい株主のもと、アサヒセキュリティがその事業の持つ可能性をさらに追求し、新た な発展を遂げられるものと確信しています。

な お、本件はカーライルの日本におけるMBO投資の第一号案件です。今回のMBOによりアサヒセキュリティの企業価値向上が図れ、投資ファンドが企業の新た な発展に貢献できることを内外に示すことができたと考えております。今後も積極的にMBOに取り組み、日本経済の活性化に向けて寄与することを目指してお ります。

以 上