News Release

カーライル・グループ、情報管理サービス最大手と セール・アンド・リースバック契約を締結

2005JP

グローバルに展開するプライベート・エクイティー投資会社であるカーライル・グループ(本社: 米国ワシントンD.C.、日本における代表者:安達保、以下、「カーライル」)は本日、情報管理サービス最大手の事業会社(本社:東京都)と、同社が所有する主要施設をカーライルが取得、同時に同社に賃貸するセール・アンド・リースバック契約を締結しましたことを本日発表します。

カーライルが取得・賃貸する施設は、東京郊外の3万5000坪の敷地に立つ、最新鋭の設備を誇る自動倉庫並びにデータセンター等です。同社は、カーライルとGEコマーシャル・ファイナンス(GEキャピタルリーシング株式会社 事業金融部)がUFJグループと共同組成したセール・アンド・リースバックの採用により、長期にわたる賃借権を確保でき、経営資源を運営に特化させることになります。なお、カーライルは、物件の取得に際しては、UFJ銀行とGEコマーシャル・ファイナンスのアレンジにより、ノン・リコース・ローンの借り入れをおこないました。

カーライルの日本におけるリアルエステート投資チームのトップで、アジア・リアルエステート・チームの共同責任者である南亮一マネージング・ディレクターは本件に関し、以下のようにコメントしております。「今回、弊社並びにGEコマーシャル・ファイナンス、UFJ銀行による共同での提案が先方のニーズに合致し成約に至りました。物流施設は、投資対象として近年著しく注目を集めており、収益構造も安定していることから不動産投資において重要なセクターと位置づけております。カーライルは今後もコーポレートレベルでの物件発掘を積極的に進めます。」 また、香港ベースでアジア・リアルエステート・チームの共同責任者であるジェイソン・リー・マネージング・ディレクターは、「カーライルは、日本・韓国・中国のアジア3市場で安定したアジア不動産ポートフォリオの形成を目指しています。日本は重要な市場であり、企業の不動産アセットの有効活用などを支援する形で、機会を求めていきたいと思っています。」と語っています。

カーライルは2004年6月より、アジアの不動産投資活動の一環として、日本におけるリアルエステートチームを設立、バイアウトチームとの協働などによりその総合力をいかした投資機会の発掘をおこなっています。