News Release

日本向けバイアウト・ファンド「カーライル・ジャパン・パートナーズL.P.」の資金募集完了について

2004-016

世界最大級のプライベート・エクイティー投資会社であるカーライル・グループは、日本におけるバイアウト投資専用ファンドであるカーライル・ジャパン・パートナーズL.P.の資金募集を完了しました。内外の多くの投資家の方々からカーライルの投資実績や投資方針への評価をいただき、ファンドの規模は500億円となりました。このうち、60%近くが日本の機関投資家からの出資コミットメントとなっております。

カーライル・グループは、2000年に東京にオフィスを開設して以来、日本市場に精通した日本人主体の投資専門家チームが、製造業、消費財、企業アウトソーシング、情報通信、ヘルスケアといったグループの業種ノウハウが集約される分野における潜在的成長力の高い日本企業を選定し、プロ・マネジメント方針のもと、投資先の既存経営陣と協働しつつ企業価値向上を目指して参りました。

現在、日本では多くの企業が収益性・効率性の向上に重点をおいた経営改革を強力に推進しており、選択と集中の過程でコア事業への経営資源の集中及びノンコア事業の大胆な切出し・売却を進めている企業も増えております。こうした中、プライベート・エクイティが個々の企業の改革努力、ひいては日本経済の再生に貢献しうる機会は今後益々増加すると見込まれており、企業のプライベート・エクイティに対する理解も飛躍的に向上しております。カーライル・グループは、かかる日本市場の現況を好機と捉え、今後も、コミットメントを表明して頂いた投資家の方々の期待にこたえるべく、積極的に投資活動を推進して参ります。

なお、これまでのカーライル・グループの日本における主な投資実績は以下のとおりです。

・ 2003年12月:コーリンメディカルテクノロジー株式会社
- 旧日本コーリン・医療機器の製造・販売

・ 2003年9月:株式会社キトー
- 巻上機及びクレーン等の製造・販売

・ 2002年2月:株式会社アサヒセキュリティ
- 現金集配、入出金管理、機械警備業務

・ 2001年9月:イー・アクセス株式会社
- ブロードバンドアクセス・プロバイダー
- 2003年10月に東証マザーズに新規上場