News Release

株式会社ブロードリーフの上場について

2013-001

報道関係各位

カーライル・グループ

グ ローバルに展開するオルタナティブ投資会社であるカーライル・グループ(日本共同代表:安達保/山田和広、本社:米国ワシントンD.C.、以下 カーライル)は、投資先の株式会社ブロードリーフ(東証一部、銘柄コード3673、本社:東京都品川区、代表取締役社長:大山堅司、以下ブロードリーフ) が2013年3月22日をもちまして東京証券取引所第一部に株式公開し、上場しましたことをお知らせいたします。 ブロードリーフの東京証券取引所への上場に際して、カーライルは保有する株式のうち、16,480,000株(発行済株式総数の約73%)を売り出すとと もに、2,813,000株(同、約13%)をオーバーアロットメントに充てます。今般の上場において、オーバーアロットメント分も含めた場合、カーライ ルは保有株式の全てを売却する予定です。

 ブロードリーフは、自動車の新品・リサイクル部品を始め、日々更新される部品関連情報等のデー タを一元的に集約し、顧客である整備事業者、鈑金事 業者、リサイクル事業者、部品商等が共有できる共通の情報基盤「産業プラットフォーム」を構築・拡大することで、自動車アフターマーケット業界の活性化を 目指しております。「産業プラットフォーム」を支えるのは、過去30年近くにわたり蓄積してきたデータベースと約3万社の顧客基盤、そして「産業プラット フォーム」上で発生する顧客間の取引から得られる情報(ビッグデータ)、共通のネットワーク技術であります。これらのデータベース、顧客基盤、情報、ネッ トワーク技術を利用して、自動車アフターマーケット等の各業種向けに業務効率化及び事業創造のための業務アプリケーションを提供しております。 さらに、 業務アプリケーションをネットワークにより結びつけることで、顧客が企画立案、コミュニケーション、意思決定、請求書発行、代金決済等を行う際に必要とな る情報が「産業プラットフォーム」に集約されることを活かし、顧客の事業創造を支援するITサービスを提供しております。

 ブロードリー フは、設立以降、上場会社であるITX社の子会社として事業展開してまいりましたが、2009年11月、短期的な業績変動にとらわれ ず、リーマン・ショックを機に激変していた自動車業界の環境変化に対応し、持続的な成長基盤の構築や海外展開の推進を行うことを目的とし、カーライルの支 援のもとMBOを実行し独立を果たしました。その後のMBO期間において、ブロードリーフは、カーライルとの緊密な連携・協働のもと、企業価値向上のため の様々な改革を行ってまいりました。具体的には、ネットワークを利用した課金収益拡大を軸とする事業構造の転換、経営体制強化、営業・開発の管理体制強 化、戦略的商品の投入、海外進出といった抜本的施策を推進してまいりました。その結果、当初のMBOの目的が達成され、次なる成長ステージに移行するにふ さわしい時期に到ったと判断し、今回の上場を決定するに至りました。

 ブロードリーフの大山堅司社長は本件に関し次のようにコメントして います。 「本日、東証一部への上場を実現できたことを大変光栄に思います。2009年11月のMBO実施以降、カーライルは長期的な視野を持った安定株主として、 ブロードリーフの事業構造改革や成長戦略構築に多大な支援を頂きました。カーライルとの強固な信頼関係があったからこそ、事業モデルの転換や組織改革、海 外進出といった抜本的な取り組みを腰を据えて実行することができたと考えております。これからも産業界の発展に寄与するITサービスの提供により、事業の 成長を更に加速させると共に、株主の皆様、お客様、カーオーナーの皆様や従業員含む全てのステークホルダーの期待に応えていく所存です。」

  カーライル・ジャパンエルエルシーの安達保マネージングディレクター、日本共同代表は本件に関し次のようにコメントしています。 「カーライルは2009年11月に投資を実施して以来、ブロードリーフと協働し、事業構造の転換による成長戦略を実現すべく積極的な支援活動を展開してま いりました。ブロードリーフとカーライルの強力な信頼関係と、大山社長を始めとするブロードリーフの経営陣、社員の皆様の不断の努力の成果もあり、東証一 部上場企業に相応しい強固な事業基盤を確立するとともに、次なる成長戦略実現のための布石が全て整ったと考えております。今後は、上場企業として、更なる 飛躍的な成長を遂げ、大きく社会へ貢献して頂けることを切に願っております」

【カーライル・グループについて】
カーライル・グループ(CG:NASDAQ)は、グローバルに展開するオルタナティブ(代替)投資会社で、2012年12月31日現在、113のファンド および67のファンド・オブ・ファンズを運営し、その運用額は総額で1,700億ドルにのぼります。カーライルの目的は、賢明な投資を行い価値を創造する ことです。カーライルは、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中東、北米、南米において、4つの分野「コーポレート・プライベート・エクイ ティ」「リアルアセット」「グローバル・マーケット・ストラテジー」「ファンド・オブ・ファンズソリューション」で投資活動を展開しています。カーライ ル・グループは、航空・防衛、ガバメントサービス、消費財・小売、エネルギー、金融、ヘルスケア、一般産業、テクノロジー、サービス、通信、メディア、輸 送など、幅広い業界における知見を有しています。現在世界6大陸の33のオフィスに1,400名の社員がいます。詳細はウェブサイト www.carlyle.com; www.youtube.com/onecarlyle www.twitter.com/onecarlyle をご参照ください。

 

【株式会社ブロードリーフについて】
ブロードリーフは、「感謝と喜び」という経営理念のもと、IT技術を駆使して顧客の事業創造を支援し、顧客と共に繁栄する事業創造のパートナーとなるべく ITサービス事業を行っております。当該事業において、主に自動車アフターマーケット業界をはじめとする市場に、ブロードリーフが提供する「産業プラット フォーム」上でのITサービスにより産業構造の改革を推進しております。基盤となるデータベース、顧客基盤、情報、ネットワーク技術を利用して、自動車ア フターマーケット関連事業者(整備事業者、鈑金事業者、リサイクル事業者、部品卸商等)、携帯電話販売代理店、旅行取扱い業者等の各業種向けに業務効率化 のための業務アプリケーションを提供しています。詳細はウェブサイト www.broadleaf.co.jp/; をご参照ください。

 

<本件に関する問合せ先>
カーライル・グループ
広報代理店:オグルヴィ・パブリック・リレーションズ・ワールドワイド・ジャパン株式会社
担当:友永 / 内田
Tel:03(5793)2376、2380
Email: CarlylePress.Tokyo@ogilvy.com

 

以 上