News Release
日本コーリン株式会社との営業譲渡契約の締結について
カー ライル・グループと日本コーリン株式会社は、本日、日本コーリン株式会社の持つ全ての事業を対象とした営業譲渡契約の締結に至りましたので、お知らせ致し ます。営業譲渡の実施は本年12月末を予定しております。営業譲渡後も「コーリン」のブランドは引継ぎ、両社の持つ経営資産・ノウハウを結集して新会社の 再建・発展を目指す所存です。
日本コーリン株式会社は1975年に血圧計メーカーとして設立され、現在はmoneo事業とAT事業の2つのビジネスラインを保有しております。 moneo事業では、創業以来開発・販売を行っている自動血圧計・生体情報モニターが医療機関からの幅広い支持を集め、業界におけるリーディングカンパ ニーとしての地位を確立しております。またAT事業では、画期的な動脈硬化測定装置「Form ABI/PWV」を開発・販売しており、近年の日本人の成人病罹患率の増加、予防医学の重要性に対する認識の高まりからも、急速な市場の伸びが期待されて おります。カーライル・グループは同社moneo製品の医療現場における重要性とAT事業の潜在的成長性を評価して、両事業を対象とする再生案を提案し、 今回の営業譲渡契約の締結に至りました。
カーライル・グループは運用総額160億ドル(約1.9兆円)を超え、1987年の設立以来295件以上の投資実績を持つ世界最大級の未公開株式投資会社 です。世界12カ国において約300名の投資プロフェッショナルが活動しており、プロ・マネジメントの思想に基づいて、大企業の事業部門・中堅企業を対象 に現有経営陣によるマネジメント・バイアウト(MBO)を志向した投資活動を実施しております。カーライル・グループの投資活動は対象企業の中長期的な企 業価値向上に貢献できる形で行われており、医療分野における投資も数多く手掛けております。日本においては日本人を主体とする投資プロフェッショナルが案 件発掘・投資の実行及び投資後の会社の企業価値向上をサポートし、これまでにイー・アクセス株式会社、株式会社アサヒセキュリティ、株式会社キトーに対し ての投資実績があります。